フェアリーズが本当にダンス&ヴォーカルユニットだった話。

こんにちは~!!!

 

先日フェアリーズのライブツアーのTDC公演に参戦し、フェアリーズってめちゃめちゃ進化してる!と感じたので、感想を書き留めておきます。

 

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(ツアーに合わせて発売した2ndアルバムJUKEBOXのジャケ写。顔が良い)

 

まず始めに、フェアリーズは自分たちのことをアイドルじゃなくて「ダンス&ボーカルユニットです」って紹介してるのですが、私(恐れ多くも)あれ、いまいちピンとこなかった勢です。(冒頭から飛ばす)

理由としては、CD発売イベントで曲中にふりまく客席への目線(所謂ファンサ)はアイドルの範疇にいたこと。

そして、現場に行く理由が「接触」のファンが多いのではないかと感じたこと。フェアリーズのイベントは撮影OK、その映像をYouTubeなど動画サイトに公開するのもOK、というルールがあります。(当然撮影を目的とする参加者も多いですね)ファンの有志の動画きっかけでフェアリーズを知って好きになり、新曲が出るたびにYoutubeで確認するよという方も多いと思います。

この動画撮影システム、ライトなファンを増やすことに役立つし、在宅ファンや遠方でイベントに行けないファンには非常にありがたいのですが、コンサートDVD並みにクオリティが高いのもあって、初めて現場に行ったときに「動画で見ているものだ」という印象が強かったんですよ。具体的には、現場ならではのコール&サイリウム&振りコピが少ない。(サイリウムは規制もあるし同列では語れないけど)これじゃパフォ―マンスが好きでファンになった組はお家で見ている分で十分に思ってしまうのでは?毎回関東を飛び回って現場に行く必要性を感じなのでは?と勝手に危惧してしまいました。私自身ほかのアイドルも好きで応援していますが、ことフェアリーズは、ダンス・歌のパフォーマンスに惚れて好きになったグループだったので、イベントよりもコンサートを増やしてほしいと常々思っていました。コンサートになると音響・照明・特攻できる演出が広がります。思うがままに、自分たちの作り上げたい表現をさせてあげたいなという気持ちがつよく、そんな感情の中今回初めてのフェアリーズのコンサートでした。

 

そこで観たフェアリーズが、とてもかっこ良かったんです。「ステージパフォ―マー」としてお金を取れるレベルじゃない!?!?(お前は誰だ)アイドルのような、パーソナリティーを含めてファンが付くフィールドではなく、パフォーマンスの実力のみで評価される世界でも彼女たちを推したくなるような。ここがブロードウェイのステージかと!!!(オープニングの衣装のエンターテイメントビジネスのお姉さん感最高ね)(直ぐ脱線するオタク)

 

まず驚いたのが、フェアリーズのコンサートは大型モニターがないんですよ。あるけど使うのは、衣装チェンジの間のつなぎのイメージVideoと、背景に映像を流す演出の時だけ。モニターに歌っているメンバーの顔をアップで映す、という歌番組的演出はなし。カメラ目線決めてオタクギャー!がないんですよ!!!それはもう、大箱のコンサートというより、1回限りの舞台でした。ミュージカルやお芝居にバックモニターがないのと同じです。5人のフォーメーションとパフォをとことん目に焼きつける、すごいモノを見た感。ライブハウスよりは規模が大きく、サマパラでアイドルのコンサート演出に慣れているTDCだったので、よりその衝撃が大きかったです。(単純にお金の問題かもしれないけど。)

 

そうして(?)大興奮のままお家に帰ってからアルバムJUKEBOXをリピートしているわけですが、今回のアルバムとツアーを通して、フェアリーズが大きくステップアップをしたことを感じました。アルバムが手元に届く前に、キャッチコピーの「ガールズダンス&ボーカルユニットの決定版」を見たときには、いや簡潔&抽象的!!!!伝える気持ちどこかにおいてきたん!!!!と思ったけど、聴いたら納得、間違っていないなあ、ごめんなさい土下座という印象です。主に次の4点で。

 

1.細かなフェイク・コーラスを取り入れた曲づくり

2. 歌割の変更とコーラスの組み合わせ

3. 表現力の広がり

4. ビジュアルの仕上がり

 

1.細かなフェイク・コーラスを取り入れた曲作り

知っての通り初期フェアリーズはももかヴォーカル体制。全員にパートがないこともしばしば。その後みきみきとのツインボーカルになってからも、主旋律とハモリの2部構成が多い。楽曲自体はさすがエイべ、一度聞いたら覚えてしまうようなキャッチーな音と、ヴォーカルの歌唱力で聴かせるシンプルな構成。それはそれで、分かりやすく覚えやすい、ファン拡大期のアイドル曲だったと思うんです。それが、今回のアルバムで純粋に音楽として聞いて楽しめるものになったのではないかなーと。新曲5曲は、コーラス取っ替え引っ替え、飛び交うスキャット!そらのラップの存在感!とにかく音の遊びが増え、曲の完成度が高まったことは間違えない。

 

 2. 歌割の変更とコーラスの組み合わせ

 繰り返しになりますが、これまでのメインストリームは、ももかとみきみきの2人がメインのボーカルでした。3人はマイクを持たずにダンサーに徹する曲なぞもありました。しかし今回、冒頭からかまされるそらのラップが楽曲を形づくる重要な役割を担っていることはもちろん、理香子真尋のパートが増えてます!喜び!そして、ソロパートももちろんですが、今回様々なコンビでハモリユニゾンを組み合わせていることで聞こえる音の種類が増えてます。ソロパート、5人のユニゾン部分に加えて、フェアリーズは声の組み合わせで魅力が最大限に引き立つグループ、ですね! (大事なことは大きな声で言う)5人とも声がよい!それぞれ似ているようで全然違うタイプのガールズボーカルです!そして、実力差はあれど、全員が7年間で歌唱力をつけてきています。

Bangin'はももかの良く通るソロからの、みきみき真尋理香子の甘めなガールズヴォーカル3層での「Hey, Mr.DJ」がとっても心地よいです。

Fashionableのサビのももか理香子の「感じたのは FLA-FLA-FLAVOR」は洗練されててどこかクールでおしゃれで、真尋みきみきの「この地球すべてがSTA-STAGEよ」は反対にキュートで、5人でこんないろんな声が聞こえて美味しすぎるって耳が喜んでるの。

Mr. Blue Skyの、サビ前の1人対3人で歌うところを、ももか理香子真尋にしてちょっと甘さを残してサビは全員でユニゾンにし空のクールな声を引き立ててるのも天才である。

Let it Goの理香子のコーラスのEDM映えする高音は欠かすことができないし、サビ直前の「一緒に探そう」のももかみきみきのユニゾンは、こっからサビですよ!!!ってわかりやすく盛り上がる起点になっている。

とにかく、組み合わせが多様で、フェアリーズ5人でこんな音も出せるのすごい(´;ω;`)って感動しちゃいました。

 

聴きたいと思ってくれた方は視聴動画をどうぞ♡

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Mr. Blue SkyとLet it Goも、例によってイベント披露時の動画がYouTubeに上がっているので是非!

 

3. 表現力の広がり

歌声の組み合わせの魅力だけではなく、個々の歌唱スキルでも驚かされた本アルバム。

 それを最も感じたのはalive!特に進化を感じたのは初期からずっとメインで歌ってきたももかちゃん。ももかの歌声は、歌詞がストレートに伝わるヴォーカルで、音程も自在に操るスキルが高く、しゃべるように歌うイメージです。ちょっと背伸びした(がりな)女の子の恋の歌が多いという曲風もあり、毎回歌い方が同じように聞こえていて。良くも悪くもこれがフェアリーズの声だって印象づけられていたと思うんですよね。 それが今回曲ごとに表現したい世界が作りこまれていたなと思います。alive の歌いだしのももかのソロパートで鳥肌がたったよ。鳥になったよ。頬が濡れたよ。keep believing は口に出したい英語の歌詞選手権がセクゾのunrealityと並んで同率1位だよ。(すーぐ推しG同士を結び付ける系オタク)

こちらも視聴動画があります♡

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同時収録された過去の表題曲では、恋愛に悩む女子大生だし、Mr. Blue Skyではキレイなお姉さんだし、Bangin'は全ての現代をサバイブするパリピへって曲(?)だし、Let it Goは自分がDJになっているし、年齢に囚われず表現が広がったなあと思います。

 

 

4. ビジュアルの仕上がり

先日のMusic Dayで、フェアリーズさんがNext綺麗なお姉さん枠を取ったと個人的に思っているのですがよろしいでしょうか!

特にピンクレディーの恵さんとのコラボです。白いお衣装が良く似合うこと。全員カワイイ!!おめでとう!ありがとう!とW杯で自国が勝利したときのように手と手を取り合い握手をしたくなったオタクは私だけではないはず。真尋ちゃんの笑顔は新規ホイホイ!まひみきのスタイルの良さはおばけ!理香子のきれいなお姉さんオーラはTVでもハッと目をひく!そらはグループのスパイス的存在、エッジが効いてて女の子も惚れる!個人的には前髪を変えたももかのイメチェンがグループ全体の印象をお姉さんに成長させたと思う。

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やはり、楽曲の表現が広がったのは、ビジュアル面でも年齢の面でも機が熟したのも大きいです。「若くてダンススキルに秀でたメンバーが集まることの奇跡」でファンがついていた初期から、実力とビジュアルを兼ね揃えたガールズユニットに進化しました。

そして、この進化は他でもない7年間の彼女たちの努力によって手に入れられたものだということがとても誇らしい!!!(あとは、MC力を何卒よろしく!)

アルバムは絶賛発売中ですので、もしまだ聴いていないという方はぜひ!

 

www.amazon.co.jp

 

(時間があれば全曲レビューも書きたいと思ってはいます。

新曲5曲は1番が決められないくらいにどれも違ってどれもイイ。)

 

J-POPのガールズユニットとして、これからフェアリーズの楽曲が広がっていくことが楽しみだ!!!カラオケで女の子が歌うグループといったらフェアリーズという時代がくると思ってます!!!

 

STY.